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「販売作品」の価格を設定する
「販売作品」のメニューの一番上。「Pricelists」の設定をする。
「Pricelists」とは、販売する作品の「サイズ」と「価格」のこと。

上のサンプルは、私の場合の例。
- 「Add New Pricelist」で、新規の価格表を作る。このとき、価格グループの名称を入力する。
- 新たなサイズ・価格項目を加えるには、「+ Add New」ボタンをクリックする。
- サイズ別に作る場合には、そのサイズと価格の設定を入力していく。
「名前」は、各作品を表示したときに、選択肢として表示される名前となる。
「説明」は、サイズについてのポイントを記す。
「Width」は横サイズ、「Height」は縦サイズ、単位はピクセル。縮小したときのタテヨコサイズは、オリジナルサイズから自分で計算する。
「価格」は、そのサイズでの価格設定。 - サイズ設定は、各自で好きなように設定すればよい。
- 「Save Pricelist」をクリックして、設定を完了。
- ほかにも価格設定をする場合は、いくつでも作れる。
「アップグレード」「レポート」について
「アップグレード」とは、有料機能へのアップグレードのこと。有料版を購入する場合には、ここから開発元サイトに行く。
「レポート」は、売上があったときのレポートを表示する。
また、「Taxonomy Order」は、私が入れている別のプラグインの機能なので、ここでは関係ない。
「支払い」について
「支払い」は、作品が購入されたときに、その購入作品の詳細な履歴が記録されるもの。
「ライセンス(用途)」の設定

「ライセンス」は、サイズ・価格の選択肢の下に表示される、作品を使用する用途の選択肢。
上の例にあるように、一般的にはこのような用途だろう。この選択肢は、作品がどのように使われるかを知るための選択項目となる。必要なものを任意に加えていけばよい。
また、スラッグは半角英数にしておく方が無難。
「コレクション」の設定
「コレクション」は、言い換えると「ジャンル」あるいは「カテゴリ」ともいえる。
作品は、いくつかの傾向やジャンルにわけられると思うが、分類し一覧するときにジャンル分けするための設定となる。

スラッグは、URLにもなるので半角英数にしておく。
「説明」のところにテキストを入れておくと、各「コレクション」を表示したときに、説明文として表示される。
「新しく追加する」について
「新しく追加する」で、作品を追加していく。

「新しく追加する」〉File Upload
最初に出てくるのは「File Upload」の画面。
「ここにファイルをドロップ」のところに、ファイルをドラッグして持っていくか、「ファイル選択」からウインドウを開いてアップロードするファイルを選択する。
タイトルは、必要に応じた任意のものを入力。これが作品のタイトルとして表示される。
ファイル名は日本語のままでも問題ないが、サイト上で表示されるファイル名が半角英数の意味不明の長いものになる。それでも支障はないが、気になるようだったらファイル名を半角英数にしておく。
また、「最大アップロードサイズ」は、サーバーおよびWordpressの設定に依存する。制限されていることが多いようなので、大きなサイズをアップロードするためには、上限を上げておく必要がある。
変更する方法は調べればわかるが、右のサイトなどを参照→ WordPressの最大アップロードサイズを変更する方法
File Upload 〉編集
- ファイルをアップロードすると、プレビュー画像が表示される。
- そのプレビュー画像にマウスのポインタを載せると、編集のための鉛筆マークが出てくる。
- 鉛筆マークをクリックして、編集画面へと移動する。

File Upload 〉編集 〉メディアを編集
「メディアを編集」画面を開いて、必要な情報を入力していく。

一番上のタイトルは、ファイル名が自動的に入力される。しかし、作品アップロードのときのタイトルと同じにしておいた方が、混乱しなくて済む。これが個別に作品を表示するときのURLにも使用される。
スラッグを別に指定することもできるので、英数のURLにしたい場合には、スラッグ欄に入力する。
とはいえ、日本語環境で見る場合には、個別ページのURLに日本語が入っていても、特に問題はないと思う。
「キャプション」にテキストを入れると、写真の下に表示される。
「代替テキスト」には、タイトルと同じものを入れておくのが無難。
「説明」は、後述する「新しく追加する」〉説明 で入力したものと同じものを入力する。両者の違いは、Upload画面にある「説明」は、「コレクション」表示のときに出てくる説明で、メディア編集の「説明」は、キーワード検索で個別ページを表示したときに出てくる説明になる。
階層構造としては、「コレクション」〉「キーワード」となっている。
ここの説明の入力では、HTMLタグが使えるので、装飾したい場合にはタグを加える。
右側の「キーワード」には、写真に関係したキーワードを入れる。複数を同時に入力する場合は、カンマで区切る。
このキーワードが、画像検索するときの検索対象キーワードとなる。既存のストックフォトで、「タグ付け」といわれる作業と同じ。特徴的なキーワードを入れることが肝要だが、広範囲におよぶキーワードを入れてしまうと、逆にあまりに多くの写真がヒットしてしまって、検索の意味がなくなってしまう。どういうキーワードが適切かは、よく考えた方がいい。
最後に「更新」して、メディア編集を終える。
「新しく追加する」〉説明
「説明」のところに、作品についての説明を入れておくと、個別の作品を表示したときに、作品の下に表示される。

ちなみに、入力画面で装飾用ボタンが多いのは、そのためのプラグインを入れているため。
「新しく追加する」〉価格
「価格」では、その作品に対する価格グループを設定する。

一番上にある「価格」は、オリジナルサイズの価格。デフォルトで設定している価格が入力されているが、個別に変更したい場合にはここで入力する。
サイズ表記は設定されているものが表示されるが、横位置と縦位置を使い分ける場合は、価格グループを別々に設定しておいて、選択肢から選べるようにする。
「新しく追加する」〉「Marketplace」「Stats」について
「Marketplace」は、無料写真などを設定する場合に使う。
「Stats」は、ここで設定する作品についての、アクセス数や売上のレポートを表示する。
「新しく追加する」〉Advanced
「Advanced」で、先に設定した「コレクション」「ライセンス(用途)」「クリエイター」の選択をする。

「クリエイター」の選択肢は、複数の人が参加しているときは必要だが、ひとりの場合には特に必要はないだろう。
「新しく追加する」〉すべての作品
「すべての作品」は、すでにアップロードした作品の一覧が表示される。編集したい場合には、ここから個々の作品を選び、表示させて必要な変更を行う。

以上が、「販売作品」の基本的な使い方になる。
次回は、カスタマイズの方法へと進む。
(作家直販サイトの構築・顛末記(5)につづく)