ソニーの高速CMOSセンサーとファイルサイズが半分になる画像ファイル形式

ソニーの高速CMOSセンサーとファイルサイズが半分になる画像ファイル形式

高画素化が進むデジカメでは、データをいかに速く転送して、いかにファイルサイズを小さくするかが課題だが、そのための技術開発は着実に進んでいるという記事。

ソニー、毎秒1,000フレームのスーパースロー撮影が可能なスマホ向けCMOSセンサー – AV Watch

 ソニーは、DRAMを積層し、高速読み出しやスーパースロー撮影に対応したスマートフォン向けCMOSイメージセンサーを開発した。従来の裏面照射型画素部分と信号処理回路部分との2層構造の積層型CMOSイメージセンサーに、さらにDRAMを積層した3層構造を採用。

(中略)

DRAM積層により高速読み出しに対応。動きの速い被写体の撮影時にもフォーカルプレーン歪みを抑えた静止画や、フルHDサイズで毎秒1,000フレームのスーパースロー撮影などの高機能を実現する。毎秒1,000フレームのスーパースロー撮影は、従来製品の約8倍という。

これに関連したことは、撮影フォーラムの新製品情報【NIKON関連】に書いているが、20年前には50MP(5000万画素)のカメラが想像できなかったように、10年後にはスマホでも50MPが当たり前になっているだろう。

ちなみに、20年前(1996年)のデジカメは、PowerShot 600が57万画素(0.57MP)だった。そう、約100分の1しかなかった。それでも当時としては高機能の普及機だったのだ。

その当時、私が持っていたデジカメは、記録媒体が3.5インチのフロッピーディスクという、ソニーのMVC-FD5だった。これが1997年なので、だいたい同じ時代。画素数は41万画素。
これについては、私のブログに記事がある。
昔のデジカメ(2009年)

本題に戻ると……

前述の新しい3層センサーで、1000フレーム/秒のスーパースローがスマホカメラでできるようになるなんて、ちょっと前までは考えられなかった話。本格的なスーパースローを撮るには、高価なプロ用機材が必要だった。それがスマホでお手軽に撮れるようになるとは!

この新型センサーは、スマホ用から製品化されるようだが、いずれ一眼レフカメラにも発展していくだろう。データ量の多くなるフルサイズセンサーであれば、高速化の恩恵は大きい。
記録メディアの高速化も進んでいるので、50MP以上でもストレスなく撮影できるようになるのは、それほど遠い話ではなくなった。

残る課題はファイルサイズを小さくすることだが、ヒントになりそうな技術は現在でもある。
それは同程度の画質で、JPEGの半分のファイルサイズにできるという画像ファイル形式だ。
それが、BPG形式

JPEG画像の約半分のファイルサイズで同品質のものを表示できる画像形式「BPG」が誕生、実際に使ってみるとこんな感じ – GIGAZINE

同品質のJPEG画像と比較するとファイルサイズを約半分以下に縮小できる新しい画像形式が「BPG」で、FFmpegやJavaScriptだけで動くLinux「JSLinux」などを開発したFabrice Bellard氏が開発した画像形式です。ただサイズが軽いというだけではなく、グレイスケール・YCbCr=4:2:0・4:2:2・4:4:4・RGB・YCgCo・CMYKなどの色空間をサポートし、アルファチャンネルや可逆圧縮にも対応しています。

BPG/JPEG comparison on the Lena picture
BPG/JPEG comparison on the Lena picture

このニュース記事は2014年のものだが、こういう革新的な技術がありながらも、いまだにBPG形式が普及しないのは解せない話だ。特許の絡みかもしれないが、この画像形式であればJPEG記録よりも多くの写真をメディアに保存できる。
RAWデータは非圧縮なので、ファイルサイズを小さくすることは難題ではあるが、BPGの技術は応用できるのではと推測する。

いずれにしても、技術革新は止まらない。というか、止められない。
10年後は、100MPなんて普通になっているかもしれない。
そうなったとき、
「10年前は50MPのカメラなんて必要ないなんていっていた時代だった」
と、振り返っているのだろう(^_^)

 


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