フジフイルムの中判カメラ「GFX」について、富士フイルムのマネージャーがインタビューに答えている動画があります。
その最初の質問についての返答を書き起こしてみました。
中判カメラを商品化する理由は何ですか?
私どもはですね、5年前からXシリーズというハイエンドなミラーレスカメラをやっておりまして、それはAPSサイズのセンサーを使っているわけですね。
我々はイメージクオリティ、画質と、機動力、その最適バランスがAPS-Cだと思って今まで開発してきたわけです。
やはり80%のお客様はそれで十分ご満足いただけると思っているのですが、ほんとのトップエンドのプロ、または風景をお撮りになっているアマチュアの方は、もっと解像力、緻密な描写が必要だという方がいらっしゃる、というのも十分認識していまして、そういう方たちのために、今度この中判サイズというのを開発しました。
APSと中判、この2つのシステムを使うことで、すべての被写体をフジフイルムの色、フジフイルムの画質で、統一してお使えいいただけるようにしたいという思いから、中判カメラを作りました。
インタビュー動画は以下です。
Fuji manager sort of confirms Sony is working on a new 100+ Megapixel 44x33mm sensor
インタビュー中でも述べられていますが、すでに100MPを視野に入れて、レンズの開発も進めているとのこと。フジフイルムの意欲的な姿勢は心強いですね。
先日、NIKONが発売を予定していた、1型コンパクト「DL」シリーズの販売を中止するというニュースがあり、加えて業績が不振であると報じられていました。
「大丈夫か? ニコン」
という不安の声も多く出ていました。
カメラ業界全体としても成長は鈍化しているので、CANONとNIKONの2強時代から、勢力図が変わりつつあるのかもしれません。
そんな中、勢いのあるカメラメーカーがフジフイルムなのだと思います。
GFXはちょっとしたヒット商品になりそうですね。
もともとプロ向けの製品ではありますが、中判に興味はあるけど価格が高すぎる……と思っていたアマチュアにも手が届く価格設定ですからね。